【過去の自分からの卒業】

 私の生まれ育った家は

 

・他人に迷惑をかけてはいけない。

・みんなと足並みをそろえて。

・いい子でいなさい。

 

など、やってはいけないことや制約がたくさんありました。

 

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その結果、私の考え方は

みんなに嫌われなかったり、怒らせないためには

「じゃべらなければ、うまく生きていける」でした。

そのため、子供の頃はある程度友達はいましたが、

悩みを打ち明けたり、将来を語りあったり、頼ったりできる心から付き合える友達がいませんでいした。

 

ただ、目立ちはしなかったので、いじめられてはいませんでした。

いわゆる、当たり障りのない子でした。

 

子供時代(小・中・高校時代)の友達と遊んで楽しかった思い出というのがあまりありません。

小学校・中学校・高校時代は、どうやったら、うまくグループにいれてもらえるか、恥をかかないためにはどう行動したらといか、などばかり考えていました。

 

そんな自分を子供の頃は、嫌ともなんとも思っていませんでした。

それがごく普通なことだと思いなにも感じなかったのです。

 

しかし、大学受験に失敗した時に将来に対しての強烈な不安を感じました。

自分が目的も目標もなにもないのっぺらぼうのように見えたのです。

 

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そんな自分を変えたいと、この時初めて感じました。

 

そして、自分で決意しました。

 

【人生このままいったら、確実に失敗する。どうせ失敗するなら、自分で決めたことをやって失敗してやる!】と。

 

それから一生懸命勉強して、時間があったらアルバイトをしてお金をため、

そうして月日が流れ、

ついにイタリアに行くことを決意しました。

 

「つまらない、なんにも特徴のない自分を変えたい!」

自分を変えるためには、いまいる場所から出て行こう!と決意したのです。

 

思い切って、イタリアに行きました。

なんの当てもつてもありません。

英語も話せません。

もちろんイタリア語も話せません。

 

生きていくのに苦労しました。

でも自分がどんどん生まれ変わっていく喜びを日々感じました。

 

現地の人たちは、私の頭では考えれないくらい毎日を楽しんでいるように見えました。

自分の言いたいこと、やりたいことをしっかり主張し、全員がカッコよく見えました。

驚き・衝撃の連続の毎日でした。

 

自分を隠さなくていいんだ

自分に嘘をつかなくてもいいんだ

こんなに自分を出してもいいんだ

 

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今までの人生を振り返ってみて、そんなことを思った時に涙が溢れでてきました。

 

 

帰国後、自分の人生が一変しました。

別に今までと生活様式が変わったわけではないけど、

自分の足で歩いて自分で選んだ道を歩いているという手応えを感じれるようになったんです。

 

今は、小さな会社ですが自分で経営し、従業員も雇い、自分の好きなことを仕事にしています。

 

 

あの時自分で一歩踏み出してみて、本当によかったと思います。

今は試行錯誤・苦労の連続ですか、とりあえず楽しいです。

 

あの決断した時の自分に”卒業おめでとう”という言葉を送りたいです。

 

また次の卒業式を目指して、全力で走って生きたいと思います。